小学校「プログラミング教育」の情報を手に入れるには?

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 インターネット上には様々なプログラミング教育の情報が溢れかえっているため、「プログラミング教育」に関する情報を集めようとしても大変。たとえば、検索エンジン Google で「小学校プログラミング教育」を検索しても、今日現在の検索で約600万件のヒット。こんなにも件数が多ければ、どこから探してよいのか途方に暮れてしまうはず。まさに玉石混交という状態。

 そのような中でも、まず学校でどのような授業が行われるかを知るには「文部科学省」の「プログラミング教育」のページがあれば十分です。このページの中に、必要最低限の情報が集まっています。

 ここからリンクがある「小学校プログラミング教育の手引」には、一度は目を通しておきたいところ。これは先生が対象の、小学校段階のプログラミング教育についての解説書ですが、プログラミング教育の背景やねらい、各授業における実践の仕方や指導案も書かれています。それだけでなく、企業や地域との連携にも触れています。

 プログラミング教育だけでなく、学校で行われる教育全体の流れをつかむためには、「教育の情報化の手引」が役立ちます。授業でどのようにしてプログラミングを使うか(どのような学びが得られるのか)については、学習指導要領が参考になります。

 ちなみに、学習指導要領とは教育界における「憲法」のような存在と伺ったことがあり、ここに書かれていることはとても大事。かつ、企業サイドからしますと、現場の先生と共通の言葉を話したり、認識を持ったりするのにも学習指導要領は役立ちます。

 実際に授業における実践例としては、未来の学びコンソーシアムのサイトが役立ちます。学年や教科、区分によって、指導案の検索ができます。各ページの詳細からは、授業の内容についても伺い知れます。

 また、ソフトウェア面としてのプログラミング教育だけでなく、ハードウェア面(設備・機器・体制)としての「GIGA スクール構想」のページが本年に入って整備されています。

 プログラミング教育について理解をするためには、まずは「小学校プログラミング教育の手引」にある背景や目的を理解するのがスムーズだと思います。

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